
昨年の9月30日〜10月1日にかけての台風24号の影響により、境内の諸々の樹木が塩害の被害を受けましたと寺報にて報告致しました。
しかし、その塩害の被害からもサクランボやリンゴの木が再生しました!!というブログを4月にあげましたが、被害から立ち直れなかった樹木もあります・・・。
その最たるものが、山門入ってすぐ右手にありましたナンキンハゼです。
度重なる塩害により、残念ながら伐採することとなりました。
夏の暑い盛りには、木陰を作ってお参りの方にしばしの涼を提供してくれていたナンキンハゼ。
『涅槃経』に、「仏樹陰涼の中に住する者は煩悩諸毒悉く消滅することを得る」と説かれています。(涼しい大樹の下で坐れば、自ずと諸々の煩悩が消滅する。)
印度は暑い国ですから、なおのこと大樹が木陰を作って涼風をもたらしてくれることは有難いことでした。正光寺のナンキンハゼも何の計らいも無く、仏法を体現していたのでしょう。それだけに残念でなりません。
その跡地をどうしようかと悩んでいたときに、檀家さんから紅葉をいただきました。
これもなにかの縁と、新たにその紅葉を植樹いたしました。
今後どのように育つのか、楽しみのひとつです(^O^)