お彼岸も明けて、春ですね~。
春の風物詩「つくし」の佃煮です。
題名の「つくし誰の子、スギナの子」は歌の一節ですが、つくしがスギナと関係があるとは少し前まで知らなかったです。
「スギナ」というと畑にとって嫌われる雑草の代名詞。
取っても取っても、何度でもよみがえり、茎が少しでも落ちようものならそこから繁殖する。
かつて広島で真っ先に緑を取り戻したのが、この「スギナ」だそうで、ものすごい繁殖力です。
スギナの先祖は三億年前の石炭紀に大繁栄し、一世を風靡したそうで、今のような可愛らしい小ささではなく、高さ数十メートルにも及ぶ巨大な植物が密生して深い森を作っていたそうです。このスギナの先祖達の多くが絶滅して今の石炭になっていると聞くと驚きますね。
また正確に言うと、つくしはスギナの子供ではありません。
スギナはシダ植物で、つくしは胞子を作る胞子茎であり、普通の植物では「花」に相当する器官です。
そんな「つくし」。佃煮にすると美味しいです!!
特に、胞子を飛ばしていない若いつくしは、苦みもなく美味しいのでオススメですよ(^_^)