一冊目:サピエンス全史

「サピエンス全史」著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏

読み応えがあって読むのが大変でしたが、面白かった。

30年前、小学校の歴史の教科書で教わったのは、我々人類は猿人(アウストラロピテクス等)から徐々に進化して人類になったと教わった記憶があるんですが、認識が間違っていたようです。

教科書に図解で、猿人からネアンデルタール人やクロマニヨン人、そして現代人へと左から右に徐々に進化していく画を何度も見ましたが、あれは徐々に進化したわけではなくて、現代人であるホモ・サピエンスが他の人類種(ネアンデルタール人等)をすべて絶滅させたという記述にはビックリしました。

人類種はひとつ(勿論、地域によって違いはあれど、大きく分けて一つ)だと思っていたんですが、多くの人類種がいるなかで、ホモ・サピエンスという人類種だけが生き残ったというのが、本の中の一番最初の驚きです。

また、二足歩行が可能になって脳が大きくなったことや火を使うことに長けたことが、力の弱い人類がこの地球上で他の生物を支配できる所以という認識が、実はそこが一番のポイントではなかったというところ。

実は、サピエンスに滅ぼされたネアンデルタール人の方がサピエンスより脳が大きかったという事実。

他のサピエンスに滅ぼされた人類種も火は使っていた点。

 

では、何故、サピエンスが他の人類種を滅ぼせたのか。

それは、『認知革命』(虚構・フィクションを共有する能力)がサピエンスにだけ起きたからだという展開に深く唸りました。

それまでは、基本的に家族や親族しか信用できないため、数十人でしか協力プレーをできなかったのが、認知革命によって虚構を共有する能力によってサピエンスのみが数百人規模で協力プレーをできるようになったということです。それが他の人類種に対する大きな武器となった。

 

そして、「認知革命」によって、この地球上の唯一の人類種になったサピエンスが、現代までに更に2つの革命「農業革命」と「科学革命」を経て、地球の頂点に君臨することになった経緯が綴られています。

さらにこれから数千年先の未来にはサピエンスにとって代わる存在、未来に言及されている歴史書です。

世界中でオバマ元大統領やビル・ゲイツ氏、マーク・ザッカーバーグ氏なども大絶賛の本だそうです。

オススメの一冊です。

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