3・4月のカレンダ-

3月~4月

『手に取るな やはり野におけ れんげ草』

江戸時代中頃の俳人・滝野瓢水の作です。瓢水は貞亨2年(1684)、現在の加古川市に生まれました。千石船を七艘も持って海運業を営む豪商の家でしたが、彼一代で放蕩のため財産を費消し、極貧を苦ともせず名の通り水に浮かぶ瓢箪のごとく飄々と風流の道に遊んだ人です。大阪の友人が遊女を身請けするというのを戒めてこの句を詠んだのだそうです。遊郭の花はともかくとして、「あるがまま」と申しますか、「自然の妙」といいますか、手のつけようもない見事さを味わえる心眼を具えたいものです。

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