「みらいネット浜松 東区」の24ページに正光寺が掲載されました。
東区の史跡、文化財、言い伝えなど文化・歴史に理解と関心を深めてもらう目的で作成されたようです。
本当によく出来ていて、この冊子が一冊あれば、東区の主な歴史をすぐに調べることができます。
観光や歴史散策や小中学生の校外学習にはもってこいだと思います。
正光寺も住職が取材協力いたしまして、24ページに掲載していただきました。
左上がそうです。記事を転載いたしますと。
金光山 正光寺 (豊町)
慶長年間まで「天沢寺」といい、真言宗であった。本尊は聖観世音菩薩で、妙見菩薩の古霊場であったと伝えられている。美薗庄羽鳥郷の寺庵10ヶ所の内8ヶ所の本寺で、境内は約52万坪、境内中央より八丁四方を所有していたという。
室町時代は今川家累代の祈願所であり、今川氏真公直筆の朱印状も残され、徳川家から8石1斗の朱印高をうけていた。
慶長17年に雪斎恵宗禅師が開山となり、臨済宗方広寺派に改宗している。門前参道には48本の松が植えられて「いろは松」と呼ばれていたが、今は半減している。山門の扁額「金光山」の揮毫は江戸中期の禅僧白隠の書で、8世環渓和尚は白隠の弟子と言われる。
毎年1月最終日曜日に大祭が開かれ、北斗七星を神格化した妙見菩薩は、国土を守り人々の災厄を除くという。寺内墓地には、江戸後期の歌人小栗広伴の墓がある。