まもなく、こども坐禅会です。
既にお知らせ致しましたが、23日・24日・25日・28日・29日いずれも午前6時~です。
例年のことですので、あえて触れませんでしたが、29日は坐禅会・ラジオ体操の後に本堂掃除と粥座(朝食)もあります。
お坊さんが修行道場で食べていたような食事を体験していただける、またとない機会です。(※修行道場の粥座よりは若干豪華にしています(^^ゞ)
最終日は8時頃までご予定いただければ幸いです。
この夏もなにかと忙しかったと思います。
「忙」しいと「心」を「亡」くすと言いますが、忙しいと人間どうしても余裕がなくなってきます。
坂村真民先生の詩に『 時 』という詩があります。
『 時 』
〝 日の昇るにも 手を合わさず
月の沈むにも 心ひかれず
あくせくとして 一世を終えし人の いかに多きことぞ
道のべに花咲けど見ず 梢に鳥鳴けど聞かず
せかせかとして 過ぎゆく人の いかに多きことぞ
二度とないこの人生を
いかに生き いかに死するか
耳かたむけることもなく うかうかとして
老いたる人の いかに多きことぞ
川の流れにも 風の音にも 告げ給う声のあることを 知ろうともせず
金に名誉に地位に 狂奔し終わる人の いかに多きことぞ
生死事大無常迅速 時人を待たず噫々 〟
こどもにとっては新学期前。おとなにとってはお盆休み後のこの時期、心機一転することも必要かもしれません。
白隠禅師坐禅和讃にも「寂滅現前」とありますように、一旦リセットして、自然の声・自分の声に耳を傾けることも大切ですね。