日の出

重信川2

『 初光吸飲行 』 坂村真民

それはひとり川原にひれ伏して

泣きだしたいような

美しい日の出であった

うすい雲があるため

またたきもせず

じっと見つめることができ

まむかっていると

それは盆提灯のように

空にかかって

せつなくなってくる

美しさだった

わたしのために出現して下さったのだと

何度も自分に言いきかせ

その尊い光を

胸一ぱい

腹一ぱい

吸い込んだ

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