彼岸花の不思議

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日中、雨が降り続き憂鬱な気分になりますが、そんな気分を吹き飛ばすように、夜、少し窓を開けておくと鈴虫たちが演奏会で耳を楽しませてくれます・・・秋もだんだんと深まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、方広寺の本堂裏には今年も綺麗な彼岸花が咲きました。

温暖化だろうが、冷夏だろうが、決まって同じ時期に咲くこの彼岸花。

理由は確かいまだ解明されていなかったと思いますが、不思議ですよね~。

 

話は変わりますが、方広寺の開山様(無文元選禅師)が衆に示された現代に残るお経にはこんなことが書かれています。

『開山円明大師示衆』

〝 纔かに一念を生ぜば、即ち眞に違う。生滅却って旋火輪の如し。語を寄す、今時學道の者、袈裟下に人身を失すること莫かれ。四大假に成ず、主は是れ誰そ。依然として問著すれば、人の知る没し。只、放逸を將って空しく過ごすこと莫かれ。眼光落地の時を識取せよ 〟

(和訳)

〝 わずかに一念を生じたならば、すぐさま真実そのものからは遠ざかってしまうのだ。生滅する全てのものは、火を回した時に見える輪のように実体の無い仮の姿にすぎない。今時の仏道を学ぶ者たちよ、袈裟を付けた君自身の身体を見失ってはならんぞ。地・水・火・風の四大は仮に生起したものだが、それをつかさどる者は誰であろうか。もとのまま問い詰めても、それを覚る人はいない。ただ、欲しいままに空しく過ごしてはならない。まさに(四大分離して)死に臨む時を、しかと自ら見てとってみよ。 〟

※「四大」・・・全ての物質は四種の元素(地大・水大・火大・風大)でできている。

人間も四大によって構成されており、地は「骨・肉体」を。水は「血液・水分」を。火は「体温」。風は「息」をあらわしています。ですから、人が亡くなることを『四大分離』といい、塔婆にこの文字を書くこともあるのはそのためです。

逆に考えると、四大が生起されてさまざまなものが生まれるわけですから、太陽や雨、風といったさまざまな自然現象が木々や草花に対して花の咲く時期に影響を与えるのも道理です。

・・・といろいろ考えてみると、ますます彼岸花のしくみがわからなくなる今日この頃です。御存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。m(_ _)m

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