諸願祈祷

妙見菩薩様とは

妙見菩薩様とは北極星信仰が形を変えたもの。神道における天御中主神である。

星に対する信仰は、古代バビロニアやインドなど世界中で行なわれてきました。
 特に天空の中心をつかさどる北極星は方角を知る唯一の手段であり、『自分達を導いてくれる星』として、人類は命運を委ねてきました。
 この北極星への信仰北辰信仰)は、三~四世紀の中国仏教とも融合し、妙見菩薩としてさらに広く崇敬されました。朝鮮半島に伝わった妙見信仰は、北斗七星信仰とも習合し、推古五年(五九七)に百済の琳聖太子によって日本の聖徳太子に伝えられました。太子は妙見菩薩を朝廷の守護神として都の四方に祀られ、太子ご自身が用いられた刀も「七星剣」といい、大阪四天王寺に国宝として現存しています。このことからも推古天皇や聖徳太子が政治はもとより、鎮護国家や人として踏むべき道を妙見信仰に求められた事が推察されます。
 平安中期の武士団からは軍神としても信仰されてきました。天台宗の最澄や真言宗の空海、のちには日蓮らも布教の中で盛んに妙見菩薩の御利益を説かれ、一般大衆に守護本尊として深く浸透していきました。近畿を中心に発生し、中国・四国・九州へと広がり、さらには渡来人の東国移住と共に関東へと、そして鎌倉・室町・江戸時代に入ってからも信仰は衰えることはありませんでした。
 徳川家康が江戸の北方に位置する日光東照宮に祀られたのも北辰との同化であり、葛飾北斎の名にも、北辰一刀流の千葉一族の生き様などにも妙見信仰の篤さを見ることができます。明治の廃仏毀釈・神仏分離などの影響はあったものの、仏教での妙見菩薩が神道では天御中主神あめのみなかぬしのかみ)とされ、いずれも北辰尊崇として多くの信仰を集め続けました。
 天の中心にあって動くことのない妙見菩薩の御利益は、妙見の名の通り、いつでも地上の私達の営みをあまねく見通され、悪を是正し、善を願われることであるに違いありません。右手に破邪の剣を、左手に智慧の宝珠を持ち、玄武(中国の四方神の中の一つで、亀蛇の姿をしている)の上に颯爽と立っておられるのであります。

お守り一覧

  • ご祈祷後にお持ち帰り頂く木札です。
    帯の上に良縁成就・身体健康・家内安全・厄難消除・當病平癒・学業成就等の『お願い事』を。帯の下に『お名前』を書き入れます。

    ご祈祷後にお持ち帰り頂く紙札です。
    木札同様、『お願い事』と『お名前』を書き入れます。

    ご祈祷後にお持ち帰り頂く諸願成就のお守りです。